“谷合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たにあい77.8%
たにあ11.1%
たにあひ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここははり別所べっしょというところの山の奥の奥。谷合たにあい洞穴ほらあなへ杉の皮をき出して、鹿の飲むほどな谷の流れを前にした山中の小舎こや
ゆうちゃんは、少年しょうねんについて、こんどはやまほうのぼってゆきました。やまやまあいだになっている谷合たにあいにさしかかると、がかげって、どこからか、きりりてきました。
銀のペンセル (新字新仮名) / 小川未明(著)
海岸を歩けば平地であるのに、岩山に登つたり、谷合たにあひの沼を渡つたりして時間を費したのです。最初出立する時、十二日分の食物を用意したのですから、それもそろそろ無くなり掛かつて来ました。