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諸卿
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しょけい
ふりがな文庫
“
諸卿
(
しょけい
)” の例文
諸卿
(
しょけい
)
の素直なる御賛同を得たるも、教訓する者みずから
率先
(
そっせん
)
して実行せざれば、あたら卓説も
瓦礫
(
がれき
)
に等しく意味無きものと相成るべく
花吹雪
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
車寄
(
くるまよせ
)
には、誰彼の参内の
諸卿
(
しょけい
)
の
牛輦
(
くるま
)
が、
雑鬧
(
ざっとう
)
していた。
舎人
(
とねり
)
や、牛飼たちが、口ぎたなく、
陽
(
ひ
)
あたりの下に争っている。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
欧州の天地、即今戦報のもたらす以外、別に
這箇
(
しゃこ
)
の大戦争あるを看過されずんば、
洪図
(
こうと
)
を固むるは
諸卿
(
しょけい
)
の
業
(
わざ
)
、この物語の著者のごときはすなわち
筆硯
(
ひっけん
)
を焼き、退いて
書癡
(
しょち
)
に安んずるを得ん。
貧乏物語
(新字新仮名)
/
河上肇
(著)
と、踊り狂っている
態
(
さま
)
が、はるか、玉座の
御間近
(
おんまぢか
)
にある堂上
諸卿
(
しょけい
)
の席からも眺められたとみえ、その辺りの無数な顔もことごとく紅潮をたたえ、また
微笑
(
ほほえ
)
みをふくんでいた。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「きれいなのを三、四人呼ぼうじゃないか。どうだ
諸卿
(
しょけい
)
」
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“諸卿”の意味
《名詞》
多数の公卿。
(出典:Wiktionary)
諸
常用漢字
小6
部首:⾔
15画
卿
漢検準1級
部首:⼙
12画
“諸”で始まる語句
諸
諸共
諸手
諸声
諸君
諸人
諸方
諸々
諸国
諸肌