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触覚
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しょっかく
ふりがな文庫
“
触覚
(
しょっかく
)” の例文
旧字:
觸覺
「あのふさふさしているのは、
触覚
(
しょっかく
)
のある
鞭毛
(
べんもう
)
かと思ってはじめはびっくりしたが、そうじゃない。あれは何の用もしないものさ。いやどうもばけものみたいだなあ」
海底大陸
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
撫
(
な
)
でさせたおよそ盲人は
触覚
(
しょっかく
)
をもって物の存在を確かめなければ得心しないものであるから
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
やっと安心した良平は金三の
顔色
(
かおいろ
)
を
窺
(
うかが
)
いながら、そっと左の芽にさわって見た。赤い芽は良平の指のさきに、妙にしっかりした
触覚
(
しょっかく
)
を与えた。彼はその触覚の中に何とも云われない嬉しさを感じた。
百合
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
手に持つと離せない気のするような
触覚
(
しょっかく
)
なのだ。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
按
(
あん
)
ずるに視覚を失った相愛の男女が
触覚
(
しょっかく
)
の世界を楽しむ程度は到底われ
等
(
ら
)
の想像を許さぬものがあろうさすれば佐助が
献身
(
けんしん
)
的に春琴に
仕
(
つか
)
え春琴がまた
怡々
(
いい
)
としてその奉仕を求め
互
(
たがい
)
に
倦
(
う
)
むことを
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
“触覚(皮膚感覚)”の解説
皮膚感覚(ひふ かんかく)とは、触覚(圧覚)、痛覚、温覚・冷覚など、主に皮膚の感覚点に存在する受容細胞によって受容され、体表面に生起すると知覚される感覚のことを指す。深部感覚などとあわせて体性感覚と呼ばれることが多い。
(出典:Wikipedia)
触
常用漢字
中学
部首:⾓
13画
覚
常用漢字
小4
部首:⾒
12画
“触”で始まる語句
触
触手
触書
触穢
触角
触込
触頭
触出
触鬚
触鍵