“親和(しんわ)” の例文
彼等(かれら)は此(この)抱合(はうがふ)の中(うち)に、尋常(じんじやう)の夫婦(ふうふ)に見出(みいだ)し難(がた)い親和(しんわ)と飽滿(はうまん)と、それに伴(とも)なう倦怠(けんたい)とを兼(か)ね具(そな)へてゐた。さうして其(その)倦怠(けんたい)の慵(ものう)い氣分(きぶん)に支配(しはい)されながら、自己(じこ)を幸福(かうふく)と評價(ひやうか)する事(こと)丈(だけ)は忘(わす)れなかつた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)