見拔みぬき)” の例文
新字:見抜
見拔みぬきたれば申し殘す一儀あり我死なば具足櫃ぐそくびつの内に貞宗さだむねの短刀と用金のたくはへ五百兩あり其内金二百兩と短刀たんたうはお花が行衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ふるふ共此越前守が眼力がんりきにて見拔みぬきたるに相違なし無益の舌のうごかさずともサア眞直まつすぐに白状せよと申さるゝに平左衞門コハなさけなき事を伺ひ候もの哉私し儀聊かも言葉ことばかざらず主人の惡事あくじを身に引請ひきうけん事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)