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行手
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いくて
ふりがな文庫
“
行手
(
いくて
)” の例文
彼
(
かれ
)
はまづ
眞直
(
まつすぐ
)
に
歩
(
あ
)
るき
出
(
だ
)
した。
左右
(
さいう
)
にも
行手
(
いくて
)
にも、
堂
(
だう
)
の
樣
(
やう
)
なものや、
院
(
ゐん
)
の
樣
(
やう
)
なものがちよい/\
見
(
み
)
えた。けれども
人
(
ひと
)
の
出入
(
でいり
)
は
一切
(
いつさい
)
なかつた。
悉
(
こと/″\
)
く
寂寞
(
せきばく
)
として
錆
(
さ
)
び
果
(
は
)
てゝゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼はまず
真直
(
まっすぐ
)
に歩るき出した。左右にも
行手
(
いくて
)
にも、堂のようなものや、院のようなものがちょいちょい見えた。けれども人の
出入
(
でいり
)
はいっさいなかった。ことごとく
寂寞
(
せきばく
)
として
錆
(
さ
)
び
果
(
は
)
てていた。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“行”で始まる語句
行
行燈
行方
行李
行衛
行灯
行脚
行水
行者
行末