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萩原
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はぎわら
ふりがな文庫
“
萩原
(
はぎわら
)” の例文
大菩薩峠
(
だいぼさつとうげ
)
は江戸を西に
距
(
さ
)
る三十里、甲州裏街道が
甲斐国
(
かいのくに
)
東山梨郡
萩原
(
はぎわら
)
村に入って、その最も高く最も
険
(
けわ
)
しきところ、上下八里にまたがる難所がそれです。
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
また誰に向っても、「
萩原
(
はぎわら
)
の武太郎は、五宿へ往って
女郎買
(
じょろうかい
)
ばかしするやくざ
者
(
もの
)
で」と其亭主の事を訴える。武太さんは村で
折紙
(
おりがみ
)
つきのヤクザ者である。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
下呂から先は歩行も困難でなく、
萩原
(
はぎわら
)
、
小坂
(
おさか
)
を経て、宮峠にかかると、その
山麓
(
さんろく
)
に水無神社を望むこともできる。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
それはお
露
(
つゆ
)
と云う女に関係した浪人の
萩原
(
はぎわら
)
新三郎の名が、荻原新之丞をもじったものであるにみても判ろう。
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
わざわざ京都から
萩原
(
はぎわら
)
なにがしという神道家を招いて、神道の研究にもふかく心を入れていた。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「あ、ほんに、
萩原
(
はぎわら
)
さんね、そらわたしたちより一年
前
(
さき
)
に卒業した——」
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
さとの
常盤
(
ときわ
)
家には父母と兄や姉たちがいる。わたくしは常盤家の末娘として育って来たが、実の子ではなかった。本当の父は杉守
梓
(
あずさ
)
といい、
萩原
(
はぎわら
)
宗固派の国学をまなんで、藩校の教官をしていた。
やぶからし
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
飛騨
(
ひだ
)
の
萩原
(
はぎわら
)
の町の
諏訪
(
すわ
)
神社では、又こういう伝説もあります。
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「さて、明日は大和へ入って
萩原
(
はぎわら
)
へ泊る、それから
宇陀
(
うだ
)
の松山へ出ようか、
初瀬
(
はつせ
)
へかかろうか」
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
萩
漢検準1級
部首:⾋
12画
原
常用漢字
小2
部首:⼚
10画
“萩原”で始まる語句
萩原入
萩原年景
萩原新三郎
萩原晃
萩原束
萩原某
萩原楽亭
萩原直弥
萩原秋巌
萩原裕佐