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草原
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くさばら
ふりがな文庫
“
草原
(
くさばら
)” の例文
舞鶴城の天守の
櫓
(
やぐら
)
で、
午
(
うま
)
の刻……只今の正午のお太鼓がド——ンと聞えますと、すぐに鍬を放り出して、近くの
堤
(
どて
)
か
草原
(
くさばら
)
の木蔭か
軒下
(
のきした
)
に行って弁当を使う。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
と思わず
褄
(
つま
)
を取りまして、
其処
(
そこ
)
に有合せた庭草履を
穿
(
は
)
いて
彼
(
か
)
の生垣の処へ出て見ると、十間ばかり先の
草原
(
くさばら
)
に立って居りまして、頻りと招く様子ゆえお竹は
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
町はずれの怪しげな
饂飩
(
うどん
)
屋に入って、登山の支度をし、秩父街道をすこしいって、上影森村の辺から左へ間道を抜けると、
愈
(
いよいよ
)
山麓の
樹立途
(
こだちみち
)
は爪先上りとなり、色の好い
撫子
(
なでしこ
)
の咲いている
草原
(
くさばら
)
の中に
武甲山に登る
(新字新仮名)
/
河井酔茗
(著)
……のみならず、その当の目標の曲馬団は間もなく、今日まで見世物の興行などを一度も許された事のない丸の内の
草原
(
くさばら
)
の中に大きな
天幕
(
テント
)
張の設備を初めた。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
大いに
宜
(
よろ
)
しい。気に入ったぞ。それでは一つ吾輩の正体を明らかにして全世界三十億の
蛆虫
(
うじむし
)
共をパンクさせてくれるかな。とにかく向うの
草原
(
くさばら
)
へ行こう。あの大きな土管の中で話そう。イヤイヤ。
超人鬚野博士
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“草原”の解説
草原(そうげん、くさはら)は、草に覆われ、木がまったくない、又は、ほとんど存在しない大地である。
(出典:Wikipedia)
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
原
常用漢字
小2
部首:⼚
10画
“草”で始まる語句
草鞋
草
草履
草臥
草叢
草木
草鞋穿
草花
草双紙
草葺