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花骨牌
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はながるた
ふりがな文庫
“
花骨牌
(
はながるた
)” の例文
店の
左手
(
ゆんで
)
に飾った
硝子戸
(
がらすど
)
の本箱に
附着
(
くッつ
)
けて、正面から見えるよう、雑誌、新版、絵草紙、
花骨牌
(
はながるた
)
などを取交ぜてならべた壇の蔭に、ただ一人居たお夏は
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
名物切といふと、何処の秘蔵でも
花骨牌
(
はながるた
)
の札か、精々大きくて慈善音楽会の
招待切符
(
せうだいきつぷ
)
位のもので、加賀侯の名物切も観山氏の頭では無論そんなものだつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
その頃僕の友人達の間に、
花骨牌
(
はながるた
)
が可なり流行っていて、僕も時々仲間に引張り込まれたものです。
野ざらし
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
事の
起因
(
おこり
)
を
按
(
あん
)
ずるに、去年秋雨の降くらす、奥の座敷に、女ばかり総勢九人、しかも二組になって御法度の
花骨牌
(
はながるた
)
。軒の玉水しとしとと鳴る時、格子戸がらり。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と
賽
(
さい
)
の目に切った
紙片
(
かみきれ
)
を、膝にも敷物にもぱらぱらと夜風に散らして、
縞
(
しま
)
の筒袖
凜々
(
りり
)
しいのを
衝
(
つ
)
と張って、菜切庖丁に
金剛砂
(
こんごうしゃ
)
の
花骨牌
(
はながるた
)
ほどな砥を当てながら、余り仰向いては人を見ぬ
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
骨
常用漢字
小6
部首:⾻
10画
牌
漢検準1級
部首:⽚
13画
“花”で始まる語句
花
花瓶
花魁
花弁
花片
花園
花崗岩
花簪
花崗石
花車