“はながるた”の漢字の書き方と例文
語句割合
花骨牌100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
事の起因おこりあんずるに、去年秋雨の降くらす、奥の座敷に、女ばかり総勢九人、しかも二組になって御法度の花骨牌はながるた。軒の玉水しとしとと鳴る時、格子戸がらり。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さいの目に切った紙片かみきれを、膝にも敷物にもぱらぱらと夜風に散らして、しまの筒袖凜々りりしいのをと張って、菜切庖丁に金剛砂こんごうしゃ花骨牌はながるたほどな砥を当てながら、余り仰向いては人を見ぬ
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)