“舞人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まいて50.0%
まひびと33.3%
ぶじん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちに、夕立が来て、舞台も観衆も、ズブ濡れになったが、正親町おおぎまち天皇も、秀吉も、座をうごかないので、舞人まいても見物も、そのままきょうをつづけていた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そらの日の如くかがやかな顏をした、神の御庭の朝の舞に、遙か下界から選び上げられた二人ふたり舞人まひびとである。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
笛や太鼓が、山風にこだまを呼んで人足ひとあしもいよいよここへ流れ集まっては来るが、神楽殿にはまだ、静かに、灯影ととばりが揺れているのみで舞人ぶじんはあらわれていなかった。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)