舞人ぶじん)” の例文
笛や太鼓が、山風にこだまを呼んで人足ひとあしもいよいよここへ流れ集まっては来るが、神楽殿にはまだ、静かに、灯影ととばりが揺れているのみで舞人ぶじんはあらわれていなかった。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)