舞人まひびと)” の例文
そらの日の如くかがやかな顏をした、神の御庭の朝の舞に、遙か下界から選び上げられた二人ふたり舞人まひびとである。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
遠州灘を夢のにとか云ふやうなる歌に合せる手は誰の附けしか知らず、四人の舞人まひびと二人ふたりづつからみ合ひさふらふりの奇妙さ、顔と顔る注文通りに合はぬ気の毒さ
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
平野をどり舞人まひびとと思はるる黒紋附に白袴しろばかま穿きたるいでたちのボオイ達、こちたく塗れるおしろいの顔、出場でば待遠まちどほげに此方彼方こなたかなたするが、目に変化へんげのものの心地もせられて可笑をかしくさふらひき。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)