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膚合
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はだあい
ふりがな文庫
“
膚合
(
はだあい
)” の例文
さあ、お目通りで、着物を
引掉
(
ひっぷる
)
って
神田児
(
かんだッこ
)
の
膚合
(
はだあい
)
を見せてやらあ、汝が口説く
婦
(
おんな
)
じゃねえから、見たって目の
潰
(
つぶ
)
れる
憂慮
(
きづけえ
)
はねえ、安心して
切立
(
きったて
)
の
褌
(
ふんどし
)
を拝みゃあがれ。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
南町はちと君には遠廻りの処を、是非廻って貰いたいと云うもんだから、
家内
(
うち
)
で口を利いて
行
(
ゆ
)
くようになったんだから、ここがちと言い憎いのだが、今云った、それ、
膚合
(
はだあい
)
の合わない処だ。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
衣服
(
きもの
)
の
縞柄
(
しまがら
)
も
真
(
まこと
)
にしなやかに、よくその
膚合
(
はだあい
)
に
叶
(
かな
)
ったという工合で。
縁結び
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
昼間見た時、
医師
(
せんせい
)
の説明をよくは心にも留めて聞かなかったが、
海鼠
(
なまこ
)
のような、またその岩のふやけたような、
厭
(
いや
)
な
膚合
(
はだあい
)
、ぷつりと切った
胞衣
(
えな
)
のあとの大きな
疣
(
いぼ
)
に似たのさえ、今見るごとく目に残る
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
膚
常用漢字
中学
部首:⾁
15画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“膚”で始まる語句
膚
膚脱
膚触
膚身
膚浅
膚理
膚膩
膚寒
膚薄
膚馴