“肖合(にあ)” の例文
山家(やまが)の者(もの)には肖合(にあ)はぬ、都(みやこ)にも希(まれ)な器量(きりやう)はいふに及(およ)ばぬが弱々(よわ/\)しさうな風采(ふう)ぢや、背(せなか)を流(なが)す内(うち)にもはツ/\と内証(ないしよう)で呼吸(いき)がはづむから、最(も)う断(ことは)らう/\と思(おも)ひながら、例(れい)の恍惚(うつとり)で
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
山家(やまが)の者には肖合(にあ)わぬ、都にも希(まれ)な器量はいうに及(およ)ばぬが弱々しそうな風采(ふう)じゃ、背中を流す中(うち)にもはッはッと内証(ないしょ)で呼吸(いき)がはずむから、もう断ろう断ろうと思いながら、例の恍惚(うっとり)で
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)