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肌脱
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はだぬぎ
ふりがな文庫
“
肌脱
(
はだぬぎ
)” の例文
肌脱
(
はだぬぎ
)
の荒くれ男の影鬼の如く映れるあり、乱髪の酌婦の頭の夜叉の如く映るかと思へば、床も落つると思はるゝ音が為て、ドツとばかり笑声の起る家もあり。
空知川の岸辺
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
糸鬢奴
(
いとびんやっこ
)
の
仮髪
(
かつら
)
を見せ、
緋縮緬
(
ひぢりめん
)
に白鷺の飛ちがひし
襦袢
(
じゅばん
)
の
肌脱
(
はだぬぎ
)
になり
裾
(
すそ
)
を両手にてまくり、緋縮緬のさがりを見せての見えは、眼目の場ほどありて、よい心持なり。
両座の「山門」評
(新字旧仮名)
/
三木竹二
(著)
医学生は
肌脱
(
はだぬぎ
)
で、うつむけに寝て、
踏返
(
ふみかえ
)
した
夜具
(
やぐ
)
の上へ、両足を
投懸
(
なげか
)
けて眠って居る。
星あかり
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
醫學生
(
いがくせい
)
は
肌脱
(
はだぬぎ
)
で、うつむけに
寢
(
ね
)
て、
踏返
(
ふみかへ
)
した
夜具
(
やぐ
)
の
上
(
うへ
)
へ、
兩足
(
りやうあし
)
を
投懸
(
なげか
)
けて
眠
(
ねむ
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
星あかり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
肌
常用漢字
中学
部首:⾁
6画
脱
常用漢字
中学
部首:⾁
11画
“肌”で始まる語句
肌
肌理
肌着
肌身
肌寒
肌合
肌襦袢
肌膚
肌目
肌衣