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耶蘇教
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ヤソきょう
ふりがな文庫
“
耶蘇教
(
ヤソきょう
)” の例文
その時に当ッて
能
(
よく
)
心を養うものは何かというと、
先
(
まず
)
耶蘇教
(
ヤソきょう
)
の人ならばバイブル、耶蘇教でない人ならば、これは卒業なさる方々に言うのであるが
人格の養成
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
かねて
耶蘇教
(
ヤソきょう
)
の
蔓延
(
まんえん
)
を憂い、そのための献言も
仕
(
つかまつ
)
りたい所存であったところ、たまたま御通輦を拝して憂国の情が一時に胸に差し迫ったということであった。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
不動様へ
護摩
(
ごま
)
を上げても
宜
(
よろ
)
しい。
耶蘇教
(
ヤソきょう
)
の信者には無論なる。小野さんは歩きながら神の必要を感じた。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼らは
固
(
もと
)
より不正な人間ではない。正道を踏んで働けるだけ働いたのだ。しかし
耶蘇教
(
ヤソきょう
)
の神様も存外
半間
(
はんま
)
なもので、こういう時にちょっと人を助けてやる事を知らない。
倫敦消息
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
耶蘇教
(
ヤソきょう
)
はその一つ、格物究理の洋学はその一つ、交易による世界一統もまたその一つである。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
古代の神は全智全能と
崇
(
あが
)
められている。ことに
耶蘇教
(
ヤソきょう
)
の神は二十世紀の
今日
(
こんにち
)
までもこの全智全能の
面
(
めん
)
を
被
(
かぶ
)
っている。しかし俗人の考うる全智全能は、時によると無智無能とも解釈が出来る。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「苛めやしません。あいつが
耶蘇教
(
ヤソきょう
)
のような
気燄
(
きえん
)
を
吐
(
は
)
いただけです」
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
引き掛った男は夜光の
璧
(
たま
)
を迷宮に尋ねて、紫に輝やく糸の十字万字に、魂を
逆
(
さかしま
)
にして、
後
(
のち
)
の世までの心を乱す。女はただ心地よげに見やる。
耶蘇教
(
ヤソきょう
)
の牧師は救われよという。
臨済
(
りんざい
)
、
黄檗
(
おうばく
)
は悟れと云う。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“耶蘇教”の意味
《名詞》
耶蘇教(やそきょう)
キリスト教。
(出典:Wiktionary)
耶
漢検準1級
部首:⽿
9画
蘇
漢検準1級
部首:⾋
19画
教
常用漢字
小2
部首:⽁
11画
“耶蘇教”で始まる語句
耶蘇教徒
耶蘇教信者
耶蘇教会
耶蘇教流
耶蘇教会堂
耶蘇教居士