)” の例文
行啓の名残で、黄や赤や紫や青やの万国旗が此処でもまだ翩翻へんぽんとしているその下を、薄いのかがやく蜻蛉とんぼや蝶々のつがいが、地にすれすれに流れたりもつれ飛んだりしていた。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
雪のごと湧きてばたくまつ白の蝶したには暗きさざなみの列
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ひもじくてこやり暑けき夕凪はとうすみのの来るもうれしき
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
向日葵ひまはりや葉裏にさがる紋白蝶もんしろの夜はばたかず宿りたりけり
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
向日葵ひまはりや葉裏にさがる紋白蝶もんしろの夜はばたかず宿りたりけり
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
電柱に裏吹かれゐる蝉のの飛び立つと見れば鋭聲とごえれたり
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
電柱に裏吹かれゐる蝉のの飛び立つと見れば鋭声とごゑれたり
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
夜戦よいくさは月をこもれば黍の根に鳴き澄む虫のそのすら見む
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
宵のを網戸にたかる蟲のの螺鈿きらきらしちりばめにけり
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
宵のを網戸にたかる虫のの螺鈿きらきらしちりばめにけり
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
にくらしきをすりつくる。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
やはらかきチユウツケ
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
陰影かげうらの
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
保て、うらの
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)