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翅
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は
ふりがな文庫
“
翅
(
は
)” の例文
行啓の名残で、黄や赤や紫や青やの万国旗が此処でもまだ
翩翻
(
へんぽん
)
としているその下を、薄い
翅
(
は
)
のかがやく
蜻蛉
(
とんぼ
)
や蝶々の
番
(
つが
)
いが、地にすれすれに流れたり
縺
(
もつ
)
れ飛んだりしていた。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
雪のごと湧きて
翅
(
は
)
ばたくまつ白の蝶
下
(
した
)
には暗きさざなみの列
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
ひもじくて
臥
(
こや
)
り暑けき夕凪はとうすみの
翅
(
は
)
の来るもうれしき
風隠集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
向日葵
(
ひまはり
)
や葉裏にさがる
紋白蝶
(
もんしろ
)
の夜は
翅
(
は
)
ばたかず宿りたりけり
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
向日葵
(
ひまはり
)
や葉裏にさがる
紋白蝶
(
もんしろ
)
の夜は
翅
(
は
)
ばたかず宿りたりけり
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
電柱に裏吹かれゐる蝉の
翅
(
は
)
の飛び立つと見れば
鋭聲
(
とごえ
)
斷
(
き
)
れたり
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
電柱に裏吹かれゐる蝉の
翅
(
は
)
の飛び立つと見れば
鋭声
(
とごゑ
)
断
(
き
)
れたり
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
夜戦
(
よいくさ
)
は月をこもれば黍の根に鳴き澄む虫のその
翅
(
は
)
すら見む
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
宵の
灯
(
ひ
)
を網戸にたかる蟲の
翅
(
は
)
の螺鈿きらきらし
鏤
(
ちりば
)
めにけり
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
宵の
灯
(
ひ
)
を網戸にたかる虫の
翅
(
は
)
の螺鈿きらきらし
鏤
(
ちりば
)
めにけり
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
にくらしき
翅
(
は
)
をすりつくる。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
やはらかき
翅
(
は
)
の
蝶
(
チユウツケ
)
を
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
陰影
(
かげ
)
は
翅
(
は
)
うらの
海豹と雲
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
保て、
翅
(
は
)
うらの
海豹と雲
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
翅
漢検1級
部首:⽻
10画
“翅”を含む語句
金翅鳥
羽翅
金翅雀
魚翅
金翅
翅音
薄翅
肉翅
両翅
黄翅
膜翅
翅虫
蝉翅搨
一翅
麦翅
鱗翅
鯊翅
天翅
鞘翅虫
鞘翅発電機
...