“両翅”の読み方と例文
読み方割合
りょうばね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
桶屋の小僧の平太郎が蝙蝠の一ぴきを竿さおでうち落して、両翅りょうばねつまみ拡げ、友達のなかで得意顔をしている。
蝙蝠 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
といふ声がして、その方面へ子供が、わーつとわめき寄つて行つた。桶屋おけやの小僧の平太郎が蝙蝠の一ぴきを竿さおでうち落して、両翅りょうばねつまみ拡げ、友達のなかで得意顔をしてゐる。
蝙蝠 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)