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羽搏
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はゞたき
ふりがな文庫
“
羽搏
(
はゞたき
)” の例文
たゞ
折々
(
をり/\
)
聞
(
きこゆ
)
るものは
豌豆
(
ゑんどう
)
の
莢
(
さや
)
が
熱
(
あつ
)
い日に
彈
(
はじ
)
けて
豆
(
まめ
)
の
飛
(
と
)
ぶ
音
(
おと
)
か、
草間
(
くさま
)
の
泉
(
いづみ
)
の
私語
(
さゝやく
)
やうな音、それでなくば
食
(
く
)
ひ
飽
(
あき
)
た
鳥
(
とり
)
が
繁茂
(
しげみ
)
の
中
(
なか
)
で
物疎
(
ものう
)
さうに
羽搏
(
はゞたき
)
をする
羽音
(
はおと
)
ばかり。
熟過
(
つえすぎ
)
た
無花果
(
いちじく
)
がぼたりと落ちる。
怠惰屋の弟子入り
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
己は賊等が
為事
(
しごと
)
をしおほせて満足して逃げたなと思つた。風が静かに木々の
頂
(
いただき
)
をゆすつてゐる。夜の鳥が早い、鈍い
羽搏
(
はゞたき
)
をして飛んで行く。そして折々ピニイの木の実が湿つた地に墜ちる音がする。
復讐
(新字旧仮名)
/
アンリ・ド・レニエ
(著)
羽
常用漢字
小2
部首:⽻
6画
搏
漢検1級
部首:⼿
13画
“羽”で始まる語句
羽
羽織
羽二重
羽目
羽根
羽子
羽音
羽衣
羽毛
羽織袴