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義貞
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よしさだ
ふりがな文庫
“
義貞
(
よしさだ
)” の例文
信長の本能寺に
弑
(
しい
)
せらるゝ、
光秀
(
みつひで
)
の
小栗栖
(
をぐるす
)
に刺さるゝ、
義貞
(
よしさだ
)
の敗績に於ける、義経の東走に於ける、皆罪過なくんばあらず。
罪過論
(新字旧仮名)
/
石橋忍月
(著)
彼はしばしば京師に献言せり、彼は萩藩府に勧告せり、彼は孝明天皇に向って
後醍醐
(
ごだいご
)
たらんことを希い、藩主に向って
義貞
(
よしさだ
)
、
正成
(
まさしげ
)
たらんことを望めり。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
太平記を
按
(
あん
)
ずるに、
義貞
(
よしさだ
)
のため一敗地にまみれ、この寺を枕に割腹焼亡した一族主従は、
相模
(
さがみ
)
入道
高時
(
たかとき
)
を頭に
総
(
す
)
べて八百七十余人、「血は流れて大地に
溢
(
あふ
)
れ、満々として洪河の
如
(
ごと
)
く」
ハビアン説法
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
が味方の手綱には大殿(
義貞
(
よしさだ
)
)が仰せられたまま
金鏈
(
かなぐさり
)
が縫い込まれてあッたので手綱を敵に切り離される
掛念
(
けねん
)
はなかッた。その時の二の大将(義興)の
打扮
(
いでたち
)
は
目覚
(
めざ
)
ましい物でおじゃッたぞ
武蔵野
(新字新仮名)
/
山田美妙
(著)
彼が外祖父である為子腹の
尊良
(
たかなが
)
親王も、種々辛酸を
嘗
(
な
)
められ、
尊氏
(
たかうじ
)
が鎌倉に叛したときは、為冬は親王を奉じて討伐に向ったが、箱根竹下で戦歿し、親王は
義貞
(
よしさだ
)
が奉じて北陸に経略したが
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
▼ もっと見る
義貞
(
よしさだ
)
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「幕府より何程
逆燄
(
ぎゃくえん
)
を奪い
悖逆
(
はいぎゃく
)
の処置ありとも、御
頓着
(
とんちゃく
)
なく
後鳥羽
(
ごとば
)
、
後醍醐
(
ごだいご
)
両天皇を目的として、御覚悟定められば、
正成
(
まさしげ
)
、
義貞
(
よしさだ
)
、
高徳
(
たかのり
)
、
武重
(
たけしげ
)
の如き者累々
継出
(
つぎい
)
でんは必然なり」
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
義
常用漢字
小5
部首:⽺
13画
貞
常用漢字
中学
部首:⾙
9画
“義貞”で始まる語句
義貞輩