“後鳥羽”の読み方と例文
読み方割合
ごとば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
安徳のつぎの天皇後鳥羽ごとばも、四歳の乳児であった。後白河法皇が、天皇の位につかせたもので、天皇高倉の妾の腹の子である。
ここの御所からは、別府湾をへだてて、海士郡あまごおりの山波がすぐ眉に迫ってくる。その丘の一つは、承久の後鳥羽ごとば法皇のおん亡骸なきがらそのものなのだ。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
承久じょうきゅうの乱にひとしくふしあわせな運命におあいなされた後鳥羽ごとば土御門つちみかど、順徳の三帝を祭神として、いまはそこに官幣中社かんぺいちゅうしゃが建っているのだが
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)