“海士郡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あまごおり50.0%
あまぐん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここの御所からは、別府湾をへだてて、海士郡あまごおりの山波がすぐ眉に迫ってくる。その丘の一つは、承久の後鳥羽ごとば法皇のおん亡骸なきがらそのものなのだ。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
海士郡あまごおりの村上家と共にいわば海賊衆なるものの豪家だった。領主にたいする反骨は、すでに持ち前なものである。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
現に、承久の後鳥羽ごとば法皇は、北条義時にやぶれて、この島へ流され、海士郡あまぐんの配所に十八年間をむなしくとらわれのまま送って、ついにここでほうぜられており、その法皇がまれたという
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)