“ごとば”の漢字の書き方と例文
語句割合
後鳥羽100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
折しも、京都には天資英邁文武の諸芸に達し給うた後鳥羽ごとば上皇が、おはしましたから、討幕の御計画が進められたのは当然である。これが承久しようきうの変である。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
『千載集』の奏覧は後鳥羽ごとば天皇の文治ぶんじ三年(一一八七)で、撰者藤原俊成は七十四歳であった。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
「幕府より何程逆燄ぎゃくえんを奪い悖逆はいぎゃくの処置ありとも、御頓着とんちゃくなく後鳥羽ごとば後醍醐ごだいご両天皇を目的として、御覚悟定められば、正成まさしげ義貞よしさだ高徳たかのり武重たけしげの如き者累々継出つぎいでんは必然なり」
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)