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総桐
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そうぎり
ふりがな文庫
“
総桐
(
そうぎり
)” の例文
総桐
(
そうぎり
)
の
小格子
(
こごうし
)
造りで、ここにこうやりながらやにさがってすわってみると、お旗本も五千石ぐらいな気持ちだね——ついでだからちょっと念を押しておきますが
右門捕物帖:13 足のある幽霊
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
六畳の部屋には、もう
総桐
(
そうぎり
)
の箪笥が一棹
据
(
す
)
えられてある。新しい鏡台もその上に載せてあった。借りて来た
火鉢
(
ひばち
)
、
黄縞
(
きじま
)
の
座蒲団
(
ざぶとん
)
などが、
赭
(
あか
)
い畳の上に積んであった。
新世帯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
その後にしつかりした
錠前
(
ぢやうまへ
)
の附いた
総桐
(
そうぎり
)
の
箪笥
(
たんす
)
がさも物々しく置かれてある。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
総桐
(
そうぎり
)
の
箪笥
(
たんす
)
が三
棹
(
さお
)
も
箝
(
は
)
め込みになっており、押入の
鴨居
(
かもい
)
の上にも余地のないまでに
袋戸棚
(
ふくろとだな
)
が
設
(
しつら
)
われ、
階下
(
した
)
の抱えたちの寝起きする狭苦しさとは打って変わって住み
心地
(
ごこち
)
よく工夫されてあった。
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
総
常用漢字
小5
部首:⽷
14画
桐
漢検準1級
部首:⽊
10画
“総”で始まる語句
総
総身
総帥
総髪
総角
総督
総出
総領
総立
総々