“総桐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうぎり80.0%
さうぎり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
総桐そうぎり小格子こごうし造りで、ここにこうやりながらやにさがってすわってみると、お旗本も五千石ぐらいな気持ちだね——ついでだからちょっと念を押しておきますが
六畳の部屋には、もう総桐そうぎりの箪笥が一棹えられてある。新しい鏡台もその上に載せてあった。借りて来た火鉢ひばち黄縞きじま座蒲団ざぶとんなどが、あかい畳の上に積んであった。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
ふすま開放あけはなしたちやから、其先そのさきの四畳半でうはん壁際かべぎは真新まあたらしい総桐さうぎり箪笥たんすが一さをえる。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)