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細
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ほつ
ふりがな文庫
“
細
(
ほつ
)” の例文
その白い
細
(
ほつ
)
そりとした指先が、中の灯の明りを受けて、どうかすると、
上簇
(
じやうぞく
)
中の
蚕
(
かひこ
)
のやうにほの紅く桜色に透き通つて見えた。
乳の匂ひ
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
細
(
ほつ
)
そりした身體が、後ろ手に縛られると一倍
萎
(
しを
)
れて、消えも入りさうなのが、何とも言へない痛々しさです。
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
眉の
跡
(
あと
)
青々
(
あを/\
)
と妙に淋しく
細
(
ほつ
)
そりして居りますが、水際立つた
元祿姿
(
げんろくすがた
)
で、敷居の上に櫻貝のやうな素足の爪を並べて立つと、腰から上へ
眞珠色
(
しんじゆいろ
)
の
霞
(
かすみ
)
が
棚
(
たな
)
びいて
銭形平次捕物控:008 鈴を慕う女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
細
(
ほつ
)
そりして、いくらか淋しい顏立でしたが、それでもお品があつて、——お婿さんは、山下の越後屋の次男で、三之助さんと言ふ人が來るんだ相ですが、これも良い男だ相で
銭形平次捕物控:272 飛ぶ若衆
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
細
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
“細”を含む語句
仔細
細君
詳細
繊細
細々
心細
細流
委細
細作
細部
細螺
目細
細語
細工
細面
巨細
細目
細胞
細腰
細竹
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