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素頭
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すこうべ
ふりがな文庫
“
素頭
(
すこうべ
)” の例文
あの
洒落
(
しゃれ
)
ものの坊さんが、頭を天日に
曝
(
さら
)
したというのを思出す……「意気な人だ。」とうっかり、あみ棚に預けた夏帽子の下で
素頭
(
すこうべ
)
を
敲
(
たた
)
くと、小県はひとりで
浮
(
うっ
)
かり笑った。
灯明之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と、頼朝は初めて口を開き、髯切の太刀の抜きざまに、無我無心、源内兵衛の
素頭
(
すこうべ
)
を払った。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と
覗
(
うかゞ
)
う傳助の
素頭
(
すこうべ
)
を、すぽんと
抜打
(
ぬきうち
)
にしましたが、傳助は
好
(
い
)
い面の皮。
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「身軽がいいぞ。よけいな物は、一切
具足
(
ぐそく
)
から取り捨てろ。かぶとも用いず、
素頭
(
すこうべ
)
に
鉢金
(
はちがね
)
だけを当て、
草鞋
(
わらじ
)
の緒はきつく締めるな。絶壁を
攀
(
よ
)
じ、乱岩の山上で働くには、緒が切れやすい」
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いでその
素頭
(
すこうべ
)
を刎ねて、
巷
(
ちまた
)
に
梟
(
か
)
け、洛陽の民の祭に供せん
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
素
常用漢字
小5
部首:⽷
10画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“素”で始まる語句
素人
素
素直
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素振
素気
素朴
素足
素姓
素破