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紛糾
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ふんきう
ふりがな文庫
“
紛糾
(
ふんきう
)” の例文
人生のいかに
紛糾
(
ふんきう
)
せるにも
拘
(
かゝは
)
らず、金星は飛んで地球の上に堕ちざるなり、彗星は駆けつて太陽の光りを争はざるなり。
最後の勝利者は誰ぞ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
事情が
紛糾
(
ふんきう
)
して分らないから、官使純行等三人は其時東国へ下向したのである。将門は弁解した、上京はしなかつた。
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
期待
(
きたい
)
して
居
(
ゐ
)
た
或
(
ある
)
物
(
もの
)
を
俄
(
にはか
)
に
奪
(
うば
)
ひ
去
(
さ
)
られた
樣
(
やう
)
な
絶望
(
ぜつばう
)
とが
混淆
(
こんかう
)
し
紛糾
(
ふんきう
)
した
自暴自棄
(
やけ
)
の
態度
(
たいど
)
を
以
(
もつ
)
ておつぎを
責
(
せ
)
めた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
一側面
猶
(
なほ
)
且
(
かつ
)
単純ならず、去れども写して
神
(
しん
)
に入るときは、事物の
紛糾
(
ふんきう
)
乱雑なるものを綜合して一の哲理を数ふるに足る、われ「エリオツト」の小説を読んで天性の悪人なき事を知りぬ
人生
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
良正の家が
特
(
こと
)
に将門を
悪
(
にく
)
んで之を攻撃してゐるところを見ると、何でも源護の家を中心とし、之に関聯して
紛糾
(
ふんきう
)
した事情が有つての大火事と考へられる。
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“紛糾”の意味
《名詞》
縺れて乱れること。
(出典:Wiktionary)
紛
常用漢字
中学
部首:⽷
10画
糾
常用漢字
中学
部首:⽷
9画
“紛糾”で始まる語句
紛糾交錯
紛糾沙汰