精確せいかく)” の例文
精確せいかく比較考査ひかくこうさする十分な知識はない、ただ従来じゅうらいのたこの飛揚力ひようりょくを試験して、さらにこれを拡張かくちょうするほかにしかたがない、すなわち
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
あるひは、もっと精確せいかくにいふと、奈良朝ならちようになつてからといはなければならないかもれません。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
深井の二君は精密せいみつなる地図をせいせられたり、利根河上流の模様もやうは将来すこぶる改正をえうするなり、上越国界にいたりても同じく改正を要すれども、なほ精確せいかくを得んには向後尚一国上越及岩代の三ヶ国より
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
将軍は巻中にある某の学資金がくしきんは某大佐に渡したかと夫人に問い、夫人が渡しましたと答えた事、夫人は通読し終って、著者は一度も材料の為に訪われもしなかったに、よくも斯く精確せいかくに書かれた
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
かかる孤島ことうにあってもっともたいせつなことは、時間の精確せいかくである。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)