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米松
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べいまつ
ふりがな文庫
“
米松
(
べいまつ
)” の例文
昔風の
鉄鋲
(
てつびょう
)
を打ち並べた堂々たる
檜
(
ひのき
)
造りの南堂家の正門内には、粗末な
米松
(
べいまつ
)
の貸家がゴチャゴチャと立ち並んでいて
けむりを吐かぬ煙突
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
悉皆
米松
(
べいまつ
)
で長く柱に
倚
(
よ
)
りかゝっていると洋服に
脂
(
やに
)
のつくことは言わなかった。
好人物
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
私は死人の方へ向いて一礼し、室を出ようとしました時、
米松
(
べいまつ
)
の粗末なベッドの脚のかげに小さい白いものが落ちているのをチラと見ました。急いで拾上げて見ますと、象牙細工の人形です。
耳香水
(新字新仮名)
/
大倉燁子
(著)
そこで
最初
(
ノッケ
)
から手を附けた四十尺ばかりの美事な
米松
(
べいまつ
)
の
棟木
(
むなぎ
)
をコツンコツンと
削
(
こな
)
して行く
中
(
うち
)
に四十尺ブッ通しの
継
(
つな
)
がった
削屑
(
アラ
)
をブッ放しちゃったんで
人間腸詰
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
新着のビック特製二
噸
(
トン
)
半
積
(
づみ
)
ダブルタイヤで、横浜市外の
渋戸
(
しぶと
)
材木倉庫から
米松
(
べいまつ
)
を運搬すべく、交通の少い夜半に同国道を往復していたもので、損害といってはヘッド・ライトと機械を
打壊
(
うちこわ
)
し
衝突心理
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“米松(ベイマツ)”の解説
ベイマツ(米松、学名:Pseudotsuga menziesii)は、マツ科トガサワラ属の常緑針葉樹。和名は「アメリカ産のマツ」の意味だが、マツ属の仲間ではなくトガサワラに近縁である。
別名はアメリカトガサワラ(亜米利加栂椹)、ダグラスファー(ダグラスモミ、Douglas fir)、オレゴンパイン (Oregon pine) 。なお、ファーはモミ、パインはマツの意味である。
(出典:Wikipedia)
米
常用漢字
小2
部首:⽶
6画
松
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
“米”で始まる語句
米
米突
米櫃
米搗
米国
米原
米沢
米屋
米山
米俵