“童弟子”の読み方と例文
読み方割合
わらべでし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以前の童弟子わらべでし、城太郎には、彼はこうしなかった。彼の振舞いたいように振舞わせ、それが、育つさかりの者には、よいことであり、人間を自然に伸ばすことだと考えていた。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
きょうも棒切ぼうきれを手にもって、友だち小猿こざるを二、三十ぴきつれ、僧正谷そうじょうがたにから、百足虫腹むかでばら嶮岨けんそをつたい、鞍馬くらま大深林だいしんりんをあそびまわっているのは、果心居士かしんこじ童弟子わらべでし、いがぐりあたまの竹童ちくどうであった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「さきほどお話しもうしあげました、果心居士かしんこじ童弟子わらべでしでござります」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)