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窘
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くる
ふりがな文庫
“
窘
(
くる
)” の例文
阿Qは近来生活の費用に
窘
(
くる
)
しみ内々かなりの不平があった。おまけに昼間飲んだ
空
(
す
)
き
腹
(
ばら
)
の二杯の酒が、廻れば廻るほど愉快になった。
阿Q正伝
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
されども不良の子に
窘
(
くる
)
しめらるるの苦痛は、地獄の
呵嘖
(
かしゃく
)
よりも苦しくして、
然
(
しか
)
も生前現在の身を以てこの呵嘖に当たらざるを得ず。
教育の事
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
ところでここに面白い事には、夜間はともかく、昼間に於て男性を
窘
(
くる
)
しめる方法の第一は、買物に同伴する事だそうである。
東京人の堕落時代
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
あるいは神を「彼」と呼びて「
彼
(
か
)
れ怒りて我を
掻裂
(
かきさ
)
きかつ
窘
(
くる
)
しめ、我に向いて歯を
噛鳴
(
かみな
)
らしわが敵となり目を
鋭
(
と
)
くして我を
看
(
み
)
る……彼は我を
打敗
(
うちやぶ
)
りて
破壊
(
やぶれ
)
に
破壊
(
やぶれ
)
を加え、 ...
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
かえってその夷狄に
窘
(
くる
)
しめらるるなどの始末は、実に国の分限を知らず、一人の身の上にて言えば天然の自由を達せずしてわがまま放蕩に陥る者と言うべし。
学問のすすめ
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
誘惑脅迫等の手段を以て良家の子女を
窘
(
くる
)
しめた。
東京人の堕落時代
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
後日に至りて暗に役人らに
窘
(
くる
)
しめらるることあらんを恐れて言うべきことをも言うものなし。
学問のすすめ
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
豈これを人間家内の道と言うべけんや。余かつて言えることあり。「姑の
鑑
(
かがみ
)
遠からず嫁の時にあり」と。姑もし嫁を
窘
(
くる
)
しめんと欲せば、己がかつて嫁たりし時を想うべきなり。
学問のすすめ
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
そもそも一国の政府にもせよ、また会社にもせよ、その処置に専制の行わるるは何ぞや。必ずしも一人の君主または頭取が独り暴威を
逞
(
たくま
)
しうして、
悉皆
(
しっかい
)
他の人民を
窘
(
くる
)
しむるがためにあらず。
教育の事
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
窘
漢検1級
部首:⽳
12画
“窘”を含む語句
窘逐狂
窘蹙
立窘
窘窮
窘迫
居窘
窘逐
掻窘
窘束
窘歩
窘渋
窘付
窘乏
狭窘
窘追
抱窘
困窘