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突尖
ふりがな文庫
“突尖”の読み方と例文
読み方
割合
とっさき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とっさき
(逆引き)
上口
(
あがりくち
)
の
突尖
(
とっさき
)
の処、隅の方に、ばさばさした
銀杏返
(
いちょうがえし
)
、前髪が膝に
押
(
おッ
)
つくように
俯向
(
うつむ
)
いて、畳に手をついてこう、横ずわりになって、折曲げている小さな足の
踵
(
かかと
)
から甲へかけて
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
電
(
いなびかり
)
ですか、薄い
蒼
(
あお
)
いのが、
真暗
(
まっくら
)
な空へ、ぼっと
映
(
さ
)
しますとね、黄色くなって、大きな森が出て、そして、五重の塔の
突尖
(
とっさき
)
が見えるんですよ……上野でしょうか、
天竺
(
てんじく
)
でしょうか
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
樋の水がさらさらと木の
刳
(
く
)
りめへかかって一杯になると、ざアと
流
(
ながれ
)
へこぼれます、拍子を取って、
突尖
(
とっさき
)
の
杵形
(
きねがた
)
が、カーン、何とも言えない、
閑
(
しず
)
かな、
寂
(
さび
)
しい、いい
音
(
おと
)
がするんです。
菊あわせ
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
突尖(とっさき)の例文をもっと
(4作品)
見る
突
常用漢字
中学
部首:⽳
8画
尖
漢検準1級
部首:⼩
6画
“突”で始まる語句
突
突然
突立
突込
突出
突飛
突如
突兀
突伏
突張