“稀(うす)” の例文
が、瓦斯(ガス)ももう殆んど危険のないまでに稀(うす)められていた。二人は舌打ちしながら力を合せて、鉄扉の隙の乾いた粘土を掻き落しはじめた。
坑鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
露西亜の官民の断えざる衝突に対して当該政治家の手腕器度を称揚する事はあっても革命党に対してはトンと同感が稀(うす)く
二葉亭追録 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
そして頸が痩せ細つて耳の背後(うしろ)に太い静脈が出て、茶褐色の髪が白髪になり掛かつて稀(うす)くなつてゐるパシエンカを見て、此女がどうして今までの日を送つて来たかと云ふ事が
「ブロデツトオ」は卵の※(きみ)を入れたる稀(うす)き肉羹汁(スウプ)、「チポレツタ」は葱、「フアジヲロ」は豆、「カステロ、デ、ロヲオ」は卵もて製したる菓子、「アニメルレ、ドオラテ」は犢(こうし)の臟腑の料理
乞食に施す稀(うす)い粥です。
併し頭の髪は稀(うす)くなつたゞけで、まだ黒くて波を打つてゐる。