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神楽堂
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かぐらどう
ふりがな文庫
“
神楽堂
(
かぐらどう
)” の例文
それこそ、自分たちが、秩父の
神楽堂
(
かぐらどう
)
の下から
双子
(
ふたご
)
の高原まで追いつめて行って、遂に迫ることのできなかった日本左衛門ではないか。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
母屋に近い藤棚のついた二間打ち抜きの部屋と一番
端
(
はず
)
れの
神楽堂
(
かぐらどう
)
のような建て前の棟はもう借手がついていた。
鶴は病みき
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
今でも何か神社が残っているであろうが、かなり広い池をもった
社
(
やしろ
)
で
神楽堂
(
かぐらどう
)
が池の中にあった。
旧聞日本橋:07 テンコツさん一家
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「何が大変なんだ、少し落着いて物を言え、お
神楽堂
(
かぐらどう
)
から飛出した
潮吹
(
ひょっとこ
)
みたいな風じゃないか」
銭形平次捕物控:079 十七の娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
神社の境内に在るものでわたくしの興をひくのは
絵馬堂
(
えまどう
)
と
神楽堂
(
かぐらどう
)
ばかりである。絵馬堂は奉納の絵額と俳諧の献句が見られ、神楽の催しには仮面の可笑味がある故である。
仮寐の夢
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
東京を立ったのは
昨夕
(
ゆうべ
)
の九時頃で、夜通しむちゃくちゃに北の方へ歩いて来たら
草臥
(
くたび
)
れて眠くなった。泊る宿もなし金もないから
暗闇
(
くらやみ
)
の
神楽堂
(
かぐらどう
)
へ
上
(
あが
)
ってちょっと寝た。何でも八幡様らしい。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
お
神楽堂
(
かぐらどう
)
へ出て来るような、
緋
(
ひ
)
の
袴
(
はかま
)
の少女が四人、灯明と
供物
(
くもつ
)
を持って入って来ました。
銭形平次捕物控:088 不死の霊薬
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
楽
常用漢字
小2
部首:⽊
13画
堂
常用漢字
小5
部首:⼟
11画
“神楽”で始まる語句
神楽
神楽坂
神楽師
神楽殿
神楽岡
神楽囃子
神楽阪
神楽舞
神楽笛
神楽歌