神山かみやま)” の例文
ところが、その一月ほどたったある日のこと、渋谷区の神山かみやまさんの家に、みょうなことがおこっていました。
魔法人形 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
そこへちょうど店の神山かみやまが、汗ばんだひたいを光らせながら、足音をぬすむようにはいって来た。なるほどどこかへ行った事は、そであまじみの残っている縞絽しまろの羽織にも明らかだった。
お律と子等と (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
俗に神山かみやまと呼んでゐる方向へ行く疏林の淋しい道、その道にある馬車のわだちの跡など、たゞそれだけの、未だ風景以前の風景とでも云つたやうな原始の情趣を味ふことが出来る。
函館八景 (新字旧仮名) / 亀井勝一郎(著)
箱根山はこねやまかたちからいへば複式火山ふくしきかざん經歴けいれきからいへば死火山しかざん外輪山がいりんざん金時きんとき明神みようじん明星みようじよう鞍掛くらかけ三國みくに諸山しよざん中央火口丘ちゆうおうかこうきゆう冠岳かんむりだけ駒ヶ岳こまがだけ二子山ふたこやま神山かみやまとう、さうして最後さいご活動場所かつどうばしよ大涌谷おほわくだにであつて
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
神山かみやま
雨情民謡百篇 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
するとまだ交換手が出ない内に、帳場机にいた神山かみやまが、うしろから彼へ声をかけた。
お律と子等と (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
神山かみやまさんはいないのかい?」
お律と子等と (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)