しゃ)” の例文
まだしゃでは、それでもいいが、おとこは、ときどき上役うわやく家庭かていへも、ごきげんをうかがいになければなりません。
風はささやく (新字新仮名) / 小川未明(著)
水を隔てて南に丘陵の如く横たわる半月山やしゃ山の連嶺も、黒木は多いが相当の距離があるので明るい。
秋の鬼怒沼 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
白根山塊の前面には、中禅寺湖の南に連亙れんこうせる半月山、しゃ山、黒檜岳、太平山等を含む最高二千米に近い峰巒が臥牛の如く横たわっている、左の端の最も高い地点が太平山である。
望岳都東京 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
そして、しゃ退けるとはしるようにしてかえり、ははのそばにいったのであります。
新しい町 (新字新仮名) / 小川未明(著)