トップ
>
碧緑
>
へきりょく
ふりがな文庫
“
碧緑
(
へきりょく
)” の例文
しばらくすると、この
旱
(
ひでり
)
に水は
涸
(
か
)
れたが、
碧緑
(
へきりょく
)
の葉の深く繁れる中なる、
緋葉
(
もみじ
)
の滝と云うのに対して、紫玉は
蓮池
(
はすいけ
)
の
汀
(
みぎわ
)
を
歩行
(
ある
)
いていた。
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
碧緑
(
へきりょく
)
とも
紫紺
(
しこん
)
とも思われて、油を塗ったような光沢がある。胴体はいかにも
華奢
(
きゃしゃ
)
であるが、手足はよく均衡が取れていて、行動が
敏捷
(
びんしょう
)
である。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
それに昆虫類や、魚類や、貝類等はその種類
甚
(
はなは
)
だ多く、色彩は美麗を極め、博物学者の心をそそる所です。島の多くは
珊瑚礁
(
さんごしょう
)
で、岸辺の浅い所は
碧緑
(
へきりょく
)
の美しさを呈します。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
それから手どくで
白釉
(
はくゆう
)
に
碧緑
(
へきりょく
)
の色を流した花瓶——これは母堂の作である。
柿の種
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
少時
(
しばらく
)
すると、此の
旱
(
ひでり
)
に水は
涸
(
か
)
れたが、
碧緑
(
へきりょく
)
の葉の深く繁れる中なる、
緋葉
(
もみじ
)
の滝と云ふのに対して、紫玉は
蓮池
(
はすいけ
)
の
汀
(
みぎわ
)
を
歩行
(
ある
)
いて居た。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
碧
漢検準1級
部首:⽯
14画
緑
常用漢字
小3
部首:⽷
14画
“碧”で始まる語句
碧
碧血
碧玉
碧空
碧眼
碧梧桐
碧落
碧瑠璃
碧色
碧潭