破船はせん)” の例文
おじいさんは、あのあらしのために、破船はせんしてんでしまったのだろうとおもいましたが、女房にょうぼうや、まごたちが、かなしむのをたまらなくおもって
一本の銀の針 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おじいさんは、おおきなふくろ脊負せおって、ひろゆき野原のはらとおって、破船はせんよこたわる海岸かいがんしてかえりました。
珍しい酒もり (新字新仮名) / 小川未明(著)