“はせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
破船50.0%
破扇25.0%
端銭25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おじいさんは、大（おお）きな袋（ふくろ）を脊負（せお）って、広（ひろ）い雪（ゆき）の野原（のはら）を通（とお）って、破船（はせん）の横（よこ）たわる海岸（かいがん）を指（さ）して帰（かえ）りました。
珍しい酒もり (新字新仮名) ／ 小川未明(著)
蛙いくさ井干行（せいかんこう）の備へかな　破扇（はせん）
古池の句の弁 (新字旧仮名) ／ 正岡子規(著)
そこの蓴菜（じゆんさい）の生える池の渚（みぎは）に端銭（はせん）をうかべて、その沈み具合によつて今年の作柄や運勢が占はれると云ふことが、その地方では一般に信じられてゐた。
哀しき父 (新字旧仮名) ／ 葛西善蔵(著)