真額まびたい)” の例文
旧字:眞額
胸いたへ一そう真額まびたいへ一太刀と、不破、奥田の打撃が加えられたが、それでもまだ小林平八郎は、仰向けに仆れながら、太刀を振り足業あしわざを働かせて
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さっ真額まびたい斬付きりつける。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と見た花栄かえいは、わけもなくぞッとして「あっ、妖人?」と、思わず引きしぼッた弓の弓弦ゆんづるをぶンと切った。その矢はあやまたず、高廉こうれん真額まびたいを射た。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『さよう、傷は二ヵ所、浅傷あさでではあるが、真額まびたいの一太刀、老年のこと故、養生は覚束おぼつかなかろう』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
徐晃は、この朝、攻めに先だって、真額まびたいを射ぬかれ、馬からどうと落ちてしまった。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
真額まびたいの傷、背の傷、浅傷あさでとは聞いたが、御養生はどうであろうか。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「のど首へでも、真額まびたいにでもあたるだろう。大事ない、大事ない」
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、相手の若い真額まびたいをにらみつけ