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看方
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みかた
ふりがな文庫
“
看方
(
みかた
)” の例文
但
(
た
)
だ異なるは前者の口舌の
較
(
や
)
や
謇渋
(
けんじゅう
)
なるに反して後者は座談に長じ云々と、
看方
(
みかた
)
に由れば多少鴎外を
貶
(
けな
)
して私を揚げるような筆法を
弄
(
ろう
)
した。
鴎外博士の追憶
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
その次には著者を説いて活動写真に撮って大いに
儲
(
もう
)
けたい、儲けてそうしてこの天災非常時の穴埋めにしたいというそろばんから割り出したものと見ることも一つの
看方
(
みかた
)
である。
生前身後の事
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
著流
(
きなが
)
しのじゃらじゃらと、
吉原
(
よしわら
)
遊里の出入などということも、
看方
(
みかた
)
によっては西洋的な分子の変型であるかも知れないから、文化史家がもし細かく本質に立入って調べるような場合に
三筋町界隈
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
看方
(
みかた
)
に
由
(
よっ
)
てはこの遊戯気分が都会文芸の一要素となってるので、
永井荷風
(
ながいかふう
)
や
小山内薫
(
おさないかおる
)
や夏目漱石の
提撕
(
ていせい
)
を受けた三田派や人生派の芸術も著るしくこの戯作者的気分を持っている。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
女の
看方
(
みかた
)
について根本の立場を異にする私には一々承服する事が出来なかった。
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
▼ もっと見る
渠らは空想にばかり
俘
(
とら
)
われて夢遊病的に行動する駄々ッ子のようなものだから、時々は
灸
(
きゅう
)
を
据
(
す
)
えてやらんと取締りにならぬとまで、官憲の非違横暴を認めつつもとかくに官憲の肩を持つ
看方
(
みかた
)
をした。
二葉亭追録
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
看
常用漢字
小6
部首:⽬
9画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“看”で始まる語句
看
看護
看板
看破
看做
看過
看病
看護婦
看経
看客