スガタ)” の例文
姫の俤びとに貸す爲の衣に描いた繪樣ヱヤウは、そのまゝ曼陀羅のスガタを具へて居たにしても、姫はその中に、唯一人の色身シキシンの幻を描いたに過ぎなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
自然のスガタ
其中日記:07 (七) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
姫の俤びとに貸す爲の衣に描いた繪樣ヱヤウは、そのまゝ曼陀羅のスガタを具へて居たにしても、姫はその中に、唯一人の色身シキシンの幻を描いたに過ぎなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
姫の俤びとに貸す為の衣に描いた絵様ヱヤウは、そのまゝ曼陀羅マンダラスガタを具へて居たにしても、姫はその中に、唯一人の色身シキシンの幻を描いたに過ぎなかつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
何しろ、雲脚の変幻極りなく、所謂端倪すべからざる時代のスガタであつた。
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)