“目標(まと)” の例文
私(わたくし)はうれしくもあれば、また意外(いがい)でもあり、言(い)わるるままに急(いそ)いで建物(たてもの)の内部(なか)へ入(はい)って見(み)ますと、中央(ちゅうおう)正面(しょうめん)の白木(しらき)の机(つくえ)の上(うえ)には果(はた)して日頃(ひごろ)信仰(しんこう)の目標(まと)である
叔母の云った通り、吉川夫婦は自分達より一足早く約束の場所へ来たものと見えて、お延の目標(まと)にするその夫人は、入口の方を向いて叔父と立談(たちばなし)をしていた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)