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目戍
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まも
ふりがな文庫
“
目戍
(
まも
)” の例文
やがてその黒き影の岡の
頂
(
いただき
)
に立てるは、
此方
(
こなた
)
を
目戍
(
まも
)
れるならんと、宮は声の限に呼べば、男の声も
遙
(
はるか
)
に来りぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
わが
靈
(
たま
)
君が
靈
(
たま
)
のみ
目戍
(
まも
)
るときか。
独絃哀歌
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
その
後影
(
うしろかげ
)
を
透
(
とほ
)
すばかりに
目戍
(
まも
)
れる貫一は我を忘れて
姑
(
しばら
)
く
佇
(
たたず
)
めり。
両個
(
ふたり
)
はその心を測りかねて、
言
(
ことば
)
も
出
(
い
)
でず、息をさへ凝して、
空
(
むなし
)
く早瀬の音の
聒
(
かしまし
)
きを聴くのみなりけり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
満枝は色を
作
(
な
)
して直行を
打見遣
(
うちみや
)
りつつ、その
面
(
おもて
)
を
引廻
(
ひきめぐら
)
して、やがて
非
(
あら
)
ぬ
方
(
かた
)
を
目戍
(
まも
)
りたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
戍
漢検1級
部首:⼽
6画
“目”で始まる語句
目
目的
目出度
目前
目標
目貫
目覚
目論見
目下
目論