盛高もりだか)” の例文
昨夜ゆうべまゝ盛高もりだかな形をして居た火は夢を見て居た塚の中の骨の様にもろく崩れて刹那せつなに皆薄白うすじろい灰に成つて仕舞しまつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
朝にけに芽独活かなしと盛高もりだかにかけつる土を今日は掻き掘る
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
わが歌は盛高もりだかになみなみとほとばしる。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
其処そこに肥大な体の、髪もひげも銀を染めたロダン翁がたち迎へて、鼻眼鏡を掛けた目と色艶いろつやのよい盛高もりだかな二つのとに物皆を赤子せきしの様に愛する偉人の微笑を湛へなが
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
盛高もりだかと鼻先の
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)