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皎
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こう
ふりがな文庫
“
皎
(
こう
)” の例文
と門附は、
背後
(
うしろ
)
の壁へ胸を反らして、ちょっと伸上るようにして、戸に立つ男の肩越しに、
皎
(
こう
)
とした月の
廓
(
くるわ
)
の、細い
通
(
とおり
)
を見透かした。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
常に
飄然
(
ひようぜん
)
として、絶えて貴族的容儀を修めざれど、
自
(
おのづか
)
らなる七万石の品格は、
面白
(
おもてしろ
)
う
眉秀
(
まゆひい
)
でて、鼻高く、
眼爽
(
まなこさはやか
)
に、
形
(
かたち
)
の
清
(
きよら
)
に
揚
(
あが
)
れるは、
皎
(
こう
)
として
玉樹
(
ぎよくじゆ
)
の風前に臨めるとも
謂
(
い
)
ふべくや
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
ところが、その瞬間に月は雲のあいだから
皎
(
こう
)
こうと輝き
出
(
いで
)
て、大氷原の上を照らしたので、わたしは氷原を横切って非常の速力で走ってゆく彼の黒影を、遙かに遠いあなたに認めた。
世界怪談名作集:09 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃
(新字新仮名)
/
アーサー・コナン・ドイル
(著)
皎
漢検1級
部首:⽩
11画
“皎”を含む語句
皎々
皎潔
皎月
皎玉
皎刀
明皎々
皎歯
貞皎
虚霊皎潔
皎閃
皎鋩
皎身
皎皎
皎然
皎殿
亭々皎々
皎日
皎剣
皎刃
皎々冽々
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