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白光
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はっこう
ふりがな文庫
“
白光
(
はっこう
)” の例文
と、背すじへのぞんで、助広の
白光
(
はっこう
)
を一
揮
(
ふ
)
りなぎつけたが、崖に等しい傾斜であり、灌木の小枝に邪魔されて、行き方少し軽かったか
鳴門秘帖:05 剣山の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私はその子の
麦稈帽
(
むぎわらぼう
)
を軽くたたいた。かの小さな美しい城の
白光
(
はっこう
)
が
果
(
はた
)
していつまでこのおさない
童子
(
どうし
)
の記憶に
明
(
あか
)
り
得
(
う
)
るであろうか。そしてあの蒼空が、雲の輝きが。
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
ところがその人間の身の
丈
(
た
)
けくらいな天井から射す
白光
(
はっこう
)
が、連夜続けて目に見ゆるのが
叶
(
かな
)
わぬというので、或る朝起きると何だろうと、もう一人の友達に不思議を立てるようになった。
白い光と上野の鐘
(新字新仮名)
/
沼田一雅
(著)
さーッと、窓から
白光
(
はっこう
)
が流れこんだ。ネオン灯もいつの間にか点いた。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
白光
(
はっこう
)
を噴いた
双龍
(
そうりゅう
)
にも似る二人のあいだに、
鏘々
(
しょうしょう
)
として、火花が散った。しかし彼の長剣も、林冲の長巻も、幾十
合
(
ごう
)
となくその秘術を尽しあったが、どっちも、相手の一髪すら斬ってはいない。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
白光
(
はっこう
)
の下に、その
惨状
(
さんじょう
)
を
正視
(
せいし
)
し得る市民は、何人あることであろうか。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
背景は
燦々
(
さんさん
)
たる
白光
(
はっこう
)
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
林の中は
芒明
(
すすきあか
)
りといいたいくらい、ボウと
白光
(
はっこう
)
の
花叢
(
はなむら
)
がほのかである。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのとき
真暗
(
まっくら
)
だった室内へ、急に
煌々
(
こうこう
)
たる
白光
(
はっこう
)
がさし込んだ。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“白光”の意味
《名詞》
白色の光。
(出典:Wiktionary)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
“白光”で始まる語句
白光乱裏