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留守中
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るすちゅう
ふりがな文庫
“
留守中
(
るすちゅう
)” の例文
下宿へ帰って来た
俊助
(
しゅんすけ
)
は、制服を和服に
着換
(
きかえ
)
ると、まず青い
蓋
(
かさ
)
をかけた卓上電燈の光の下で、
留守中
(
るすちゅう
)
に届いていた郵便へ眼を通した。
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
その年
閏
(
うるう
)
五月五日、
咸臨丸
(
かんりんまる
)
は
無事
(
ぶじ
)
に
帰朝
(
きちょう
)
し、
艦
(
かん
)
の
浦賀
(
うらが
)
に
達
(
たっ
)
するや、予が家の
老僕
(
ろうぼく
)
迎
(
むかい
)
に
来
(
きた
)
りし時、先生
老僕
(
ろうぼく
)
に向い、
吾輩
(
わがはい
)
留守中
(
るすちゅう
)
江戸において何か
珍事
(
ちんじ
)
はなきやと。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
この様子では
留守中
(
るすちゅう
)
も勝手にお茶を入れましょうを
一人
(
ひとり
)
で
履行
(
りこう
)
しているかも知れない。亭主が云うには手前は
書画骨董
(
しょがこっとう
)
がすきで、とうとうこんな商買を内々で始めるようになりました。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
しかし何もこう云ったからと云って、彼が
私
(
わたし
)
の
留守中
(
るすちゅう
)
に故人になったと云う次第じゃありません。
開化の良人
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
留
常用漢字
小5
部首:⽥
10画
守
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“留守”で始まる語句
留守
留守居
留守番
留守城
留守勝
留守宅
留守司
留守許
留守事
留守寨